ラッピングとは金属表面を平滑化するために金属を磨き上げる作業をいいます。
機械仕上げでは、対象となる穴にダイヤモンド粒子が混ぜ込まれた粘土状の研磨材を入れ、
研磨材を油圧でピストン運動させることで穴の中を磨き上げます。
加工サイズは最大φ100*100L程度ですが、偏芯穴、角穴の他、異形状の穴を磨き上げることが可能です。
トキワ精工での手仕上げによるラッピングは単に磨くだけではありません。
超高精度を求められる金型においては機械加工だけで要求精度を満たすことは出来ません。
ギリギリまでの作り込みは機械加工で行い、その後ラップ工程で鏡面に仕上げると同時に、
ミクロン単位での寸法調整も行います。
機械加工では到達出来ないレベルを実現させる非常に重要で特殊な工程で、
トキワ精工が誇る重要な技術の一つです。